不動産取引Q&A #12 建ぺい率の計算を教えてほしい

本日いただいたお便りを紹介します。建ぺい率は、戸建ての建設などにおいては最重要指標のひとつになりますので、ぜひ押さえておきたいですね。

質問:建ぺい率の計算はどうなっている?

ペンネーム:とんぼさん(30代東京都)

戸建て検討中です。建ぺい率の概要と計算例を教えて下さい。

ご回答:敷地面積においてどのくらいまで建築物の敷地にできるかが、建ぺい率といいます。

建ぺい率(建蔽率)によって、買った土地の何%が建物の部分にできるのかが規定されています。以下代表的なパターンを示してみたので確認してみてください。(※以下の図表の数値は概算です。わかりやすさ優先として「約」表記を省略していますので、ご留意の上ご確認ください。)

建ぺい率30%の場合

建ぺい率40%の場合

建ぺい率50%の場合

建ぺい率60%の場合

用途地域によって建ぺい率がかわります。

建ぺい率は用途地域によって変わります。以下で確認できます。

用途地域建ぺい率(土地によって異なります。自治体サイトなどで要確認)
第一種低層住居専用地域(一低)30%,40%,50%,60%
第二種低層住居専用地域(二低)30%,40%,50%,60%
田園住居地域30%,40%,50%,60%
第一種中高層住居専用地域(一中高)30%,40%,50%,60%
第二種中高層住居専用地域
(二中高)
30%,40%,50%,60%
第一種住居地域
(一住)
50%,60%,80%
第二種住居地域
(二住)
50%,60%,80%
準住居地域50%,60%,80%
近隣商業地域60%,80%
商業地域80%
準工業地域50%,60%,80%
工業地域50%,60%
工業専用地域30%,40%,50%,60%
用途地域の定めのない地域30%,40%,50%,60%,70%

容積率は下記の別記事にまとめています。

(※本記事は、関連する制度についての一般知識の解説を行ったもので、個別のケースに関しての課題解決について保証するものではありません。)

記事監修

コメント

タイトルとURLをコピーしました