本日いただいたお便りを紹介します。これも不動産取引において基本的な知識なので押さえておきたいです。
質問：都市計画概要図から読み取れることは何か？
ペンネーム：のっぽさん(40代東京都)
都市計画概要図の写しを不動産屋でいただきましたが何を確認しておけばよいですか？
ご回答:購入予定地に都市計画道路が通る予定、区画整理事業の予定などがわかります。
以下が読み取れる代表的な項目なのでひとつずつ解説します。
| チェック項目 | 概要 |
| 都市計画道路 | 今後都市計画道路がどういうルートで工事され設置されるかがわかります。 購入予定不動産が隣接する場合は、工事期間中の工事、工事完了後の交通量増加などを考慮したほうがいいです。 |
| 土地区画整理事業を施工すべき区域 | 土地区画整理事業が行われる可能性がわかります。 土地区画整理事業後は、整然とした街並み、道路の配置になるので便利かつ不動産価値が上がる可能性もあります。 一方で一度整理事業が始まると時間がかかりますし、工事完了前に仮換地などの指定された場所に移動しての生活などを余儀なくされるので注意が必要です。 |
用途地域や高度地域などの建物の高度制限や防火地域・準防火地域などの情報は、用途地域図を確認すればわかります。
(※本記事は、関連する制度についての一般知識の解説を行ったもので、個別のケースに関しての課題解決について保証するものではありません。)
参考記事
東京都 都市整備局 都市計画情報など
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記事監修
まわたり・こうすけ
宅地建物取引士(株式会社アイプラン所属)
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