不動産取引Q&A #2 信頼できる不動産業者の条件とは?

本日いただいたお便りを紹介します。これも不動産取引において一度はみなさんも思ったことがあるご疑問ではないかなと思います。

質問:どんな不動産会社・不動産営業担当者が信頼できるのか?

ペンネーム:そらさん(30代神奈川県在住)

こんにちは!

30代女性の会社員で、神奈川県在住です。最近、引っ越しを検討していて不動産業者を探しています。信頼できる不動産業者の条件って何だと思いますか?例えば、担当者の誠実さなど、何に気を付けたらいいでしょうか?アドバイスいただけると嬉しいです!

よろしくお願いします!

ご回答:不動産取引の知識が最新事情を含め豊かで説明が明快かつ、知らないことや責任を取れないことには知らない・できないとはっきり言える誠実さ

不動産業者は全国で10万業者以上あります、専門領域や得意地域、知識の深さ、誠実さは本当に多岐に渡りますから、「この人なら信頼できる!大きな額の取引も依頼したい!」と思える、信頼できる担当者と出会うことは最も大事な点の一つだと思います。

信頼できる不動産業者・担当者の条件はざっくり以下になります。

誠実であること。

お客さんの気持ちをしっかり汲んで行動してくれるか、これがまず一番大事ですよね。例えば知らないことは「知らない」と言える、できること、できないことを明確に伝えられるという点で確認できます。

例えば「この土地に隣家の水道管が通ってると資料にありますが、移設とかできるんでしょうか??」とか、基本的な質問に、信頼できる方なら専門用語は最低限度にわかりやすく、かつ詳細に、「類似事例や判例ではこういうことがあったので、購入するとした場合、気をつけるといい点はこういう点や一般的な交渉の流れはこんな感じですよ。あと他のリスクについてすぐに回答できない部分は調べてまた追ってご連絡しますね。」という風にしっかり説明があると思います。

逆に信頼できない担当者では、契約優先で極端な例だと「まぁ隣家の方に一言言えばだいたい大丈夫ですよ」という風に素人目でも適当な返答が来たりします。このような知ったかぶりや無理なことを言ってくる人は誠実な担当者でない可能性が高いですね。普段の人間関係とここは同じですね。

担当者本人が不動産取引、不動産に関する法律、不動産に関する税金に関する知識に詳しいこと。

不動産にまつわる各種制度、税制優遇政策の内容は日々変化します。このような基本的な取引知識〜最新の制度知識をしっかり持っているということは、お客さんの不動産取引の一つ一つを問題なく進めるために、勤勉に勉強を日々続けているかどうかがわかります。知識とともに誠実さもわかるので、購入検討中の不動産に関する疑問はどんどんぶつけていって確認すると担当者の知識の深さがわかります。

法律と税に関する専門家のネットワークを持つ担当者であること。

不動産取引は、商品の性質上、いわゆる不動産屋さんである宅建業者は、法律、税務に関する各種の士業の専門家と連携してお客さんの不動産取引をより円滑に進めることもできます。不動産取引は特に売買となると専門家同士のチームワークで行うことも多々あります。つまり不動産取引の相談ができる宅建士に加え、しっかり法律相談、税務相談を行える環境が整っている取引環境が重要である。お客さんの取引安全を図るために行動しているかどうかをここでもチェックできるので、特に相続に伴う不動産取引や、借金や債務に関する課題とともに不動産売却を行うなどの事情がある場合は特に確認することがおすすめです。課題ごとに、様々な領域を得意とする専門家がいるので、当該課題の場合、どの専門家に相談するべきか根拠とともに教えてくれる担当者が好ましいです。

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